YON-KAの技術を伝える
YON-KA PARIS公認のシニア・トレーナーが語るブランドの魅力＜前編＞
幅広い製品と技術を組合せて行うYON-KAの施術。それらを、ブランドの理念を含めて理解し、セラピストたちに伝えていくのが、トレーニングマネージャー。YON-KA PARIS公認のシニア・トレーナーの西川景子が、トレーナー、セラピストという視点から、YON-KAの魅力を語ります。前編は、トレーナーという仕事やヨンカのトリートメントについてご紹介します。＜前後編2回にわけてお届けします。＞
『技術や製品知識以上に大切なのは、肌とお客さまの気持ちを見立てること。』
セラピストとトレーナーの違いは？
西川：トレーナーは、セラピストとしての技術、製品知識、コミュニケーションスキルに加え、ブランドへのより深い理解や、肌と技術の化学変化を分析する力が必要となります。
つまり、この肌に、このトリートメントを行ったら、どうしてこの結果になったのかということを分析し、セラピストたちに伝える能力が求められます。
そのためには、YON-KAの製品、施術内容、それらの組み合せが生み出す結果を理解している必要がありますし、分析したことをセラピストにわかりやすく伝えていくという説明スキルも必要になります。
また、セラピストが感じた疑問や困ったことなどの質問に答えるために、知識に加え、“現場感覚”も重要になります。私自身、トレーニングだけに従事するのではなく、現場に立つ時間を大切にしています。お客さまのニーズや、現場で求められることは変化していくものなので、それらを肌で感じることは、トレーニングの上でも大変重要です。もちろん、さまざまなタイプの肌に触れているということも大切です。
製品や技術はもちろん、カウンセリング力を大切にしている理由は？
西川：お客さま一人ひとりにカスタマイズする“オートクチュール トリートメント”を特徴とするYON-KAですが、それが可能なのは、約100種類の製品と、製品を生かす手技やメソッドがあるから。
このような製品と技術の複雑さは、セラピスト側からみると、面白さでもあり、難しい部分でもあります。理論的にはOKでも、肌にのせると予想と違う結果がでることもあるため、実際に肌に触れてお客さまの状態を正しく見極める力が必要になります。
製品と技術の組み合わせは正解がいくつもあるので、“最適なもの”を選びだすのが難しい。トレーニング時も、“最適”を見極めるためのカウンセリングには力を入れています。例えば、お客さまが「肌が乾燥している」とおっしゃった時に、そこから何を引き出せるのか？
セラピストが質問の引き出しをたくさんもっていることで、乾燥という言葉の奥に隠れている別の問題やお悩みにセラピストが気づくことができれば、“正解”を越えた、“最適”な施術を行うことができます。そのためYON-KAでは、お客さまにスムーズにご自分の状況を説明していただけるようなコミュニケーション方法やカウンセリング力を養うことに特に力を入れています。
YON-KAのトリートメントのオリジナリティは？
西川：まず、結果がすぐに表われること。「気持ちよかった」「リラックスできた」だけで終わらないトリートメントであることです。
20種類以上のトリートメントメニューがある中、施術前に伺った肌悩みや心身の気になっていたことをもとに、今日のその方にとってのベストのトリートメントを選び、その中身を組み立てて、きちんと変化を出すというのは、セラピスト冥利につきます。
また、精油のブレンドによる肌と心に働きかける独特な香りもYON-KAの大きな魅力です。
さまざまな香りがありますが、施術中もそれらがけんかすることなく、幾重にも重なることで、さらなる調和を生み出していきます。お客さまにも意識的に香りを吸い込んでいただくよう、深呼吸などを促します。
先ほど申し上げたとおり、“オートクチュール”もYON-KAならではですね。同じ名前のトリートメントを行う場合も、セラピストがお客さまの肌を見立てて、使用する化粧品や重点的に行うポイントなどを変え、求める結果を引き出していきます。
西川景子プロフィール
2008年 YON-KA(ヨンカ）日本総代理店であるヴィセラジャパン株式会社にトレーニングマネージャーとして入社。
2014年 世界の50ヵ国のYON-KAのディストリビューターの中から、最も優れたトレーナーただ1人に贈られる「YON-KA INTERNATIONAL AWARD BEST TRAINING」賞受賞。
