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創設者の娘キャサリン・ミュルタレアが語る、YON-KA誕生秘話③

創設者ファミリーのキャサリン・ミュルタレアに、YON-KAが誕生したころの知られざるエピソードを聞きました。


「1回の施術で目に見える効果」のために


YON-KAトリートメントは独特の手技が特徴的ですが、それらはどのようにして生まれたのでしょうか?

YON-KA製品が発売されるとすぐに、私たちの植物への情熱やスキンケアやウェルネスに対する考え方に共感してくれたビューティシャンや看護師たちが、YON-KA製品を施術に使うようになりました。私たちはその頃の伝統的なフェイシャルトリートメントとは全く異なるアプローチで、ニキビや肌の赤み、傷、老化などで心身ともにダメージを受けている人を助けたいと考えていました。

私が1968年にファミリー・ビジネスに加わったときに、これまでビューティシャンとして培った経験から、YON-KA製品の効果を最大限に引き出し、ホリスティックな観点から独自に開発したマッサージをもとに、YON-KAならではの手技を確立しました。また、必要に応じて高周波などの電気機器もトリートメントの工程に積極的に組み入れました。それにより、有効成分がより肌の深部にまで浸透することができ、顔の筋肉を活性し、輪郭をシェイプするためにも効果的だと実感したからです。

これまでに異なる地域に住む、様々な年齢や人種の人々との出会いや、火傷跡や大きな傷を治療するために病院で働くビューティシャンたちと共に働いた経験が、オートクチュールケアについてより深く理解するきっかけとなりました。

つまり、リラクゼーション効果をもたらすエッセンシャルオイルの香りや、活性成分と鎮静成分の配合バランスは、一人ひとり異なるということです。最大の効果を引き出すためにも、オートクチュールケアに徹する重要性を確信しました。今日では、オートクチュールを実現するための工程がすべて細かく規定され、世界50か国どこに行っても安心して、一人ひとりに合った施術を受けることが可能になりました。



ではなぜ、製品のみを展開するということはせず、施術の工程までもすべて世界共通にしているのでしょうか。

YON-KAの最大の特徴は、「1回の施術で目に見える効果を出すこと」です。そのためには、どこの国のどのYON-KAスパに行ったとしても、一人ひとりに合わせたオートクチュールケアを確実に提供できる世界共通レベルのクオリティとサービスレベルが必要だと考えているからです。“効果を出す”ということは、スキンケアとウェルネスの両側面で私たちがビジョンとして掲げていることでもあります。



ウェルネスについては、1950年代にYON-KAをスタートさせた時から、重要な要素だったのでしょうか。

皮膚と神経系は細胞の初期段階において、起源を同じくしているので、肌に触れることは、同時に心にも作用します。さらに肌は私たちの感情を映し出す鏡のようなものであり、心配事や恐れ、疲れ、喜びなどその時々の精神状態がサインとなって現れます。
肌の血色、温度、やわらかさ、弾力性、敏感さをビューティシャンが視診や触診によって見極めて、肌状態を解読していくことが、クライアントの心理状態を理解して最適なトリートメントを提供するためのもっとも重要な方法です。
私の両親はこの心と身体のつながりやウェルネスの重要性について、かなり早い段階から理解していましたが、私自身のビューティシャンとしてのキャリアが、この考え方をYON-KAのトリートメントスタイルを確立する際に助けとなりました。



アロマセラピーの研究を始めたのは、その「ウェルネス」に対する効果を期待していたからでしょうか。

1954年にYON-KA製品が誕生したとき、私たちの研究所は、エッセンシャルオイルがもつ浄化作用や創傷治癒作用、細胞再生作用といった治療的な側面を、抗炎症作用、循環促進作用、老廃物排出作用、皮脂調整作用といった美容的な側面と同じくらい重要に感じて研究を進めていました。

当時から、エッセンシャルオイルがウェルネスにもたらす効果を実感していましたが、芳香成分が脳へどのように働きかけるかといった科学的な根拠はまだ明らかになっていなかったため、繰り返し行った実験や経験からもたらされる直観に導かれるように研究を進めていました。

1980年代になって初めて、「アロマコロジー」として、香りと心の研究が本格的に始まりました。芳香成分が感情や記憶を支配ししている神経系の深くまで影響を与えるということが、脳科学の研究の進歩によって解き明かされました。また、香りが嗅覚を刺激すると、その他の感覚器官、視覚、聴覚、味覚、触覚が受けた感覚と結びついて記憶されます。そのため香りは折に触れて、私たちに喜びにあふれた「記憶」、もしくは苦しさをともなう「記憶」を呼び覚まします。

しかし、ある人にとって良い記憶も、別のひとにとって良い記憶とは限りません。文化的な背景の違いからも香りに対する反応にはさまざまな違いがあり、とても奥深い世界です。


< ②を読む ④に続く >

THE QUINTESSENCE OF THE PHYTO-AROMATIC CARE

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